王監督の全快を心から祈っています
長島久雄さん (株式会社エヌ・アール 代表取締役)


「王と長島」不思議な縁を感じる
という長島さん。

会 社 名 株式会社エヌ・アール
主な職種 不動産賃貸・ビル管理




このお稲荷さんのおかげで一命をとりとめた。
外神田講武稲荷神社の前で。



京都清水寺の森貫主直筆の書もお宝の一つ。



王監督からプレゼントされた、ホームラン
世界新記録記念のパター。
FDHの帽子も私のお宝だ、と長島さん。
 外神田1丁目のビル7階にあるお住まいからは駅前再開発によって生まれた巨大ビル群を望むことができる。最近何かと話題の多い秋葉原という町の変貌ぶりは“隔世の感がある”と長島さんはいう。

 「電気街になる前からこの町で生まれ育ちました。父が創業者で母が二代目を継ぎ、私が三代目。昔は街道の分岐点で旅館が多く、それで旧町名は神田旅籠町。町会名には残しています」

 神田旅籠町町会の副会長も務める長島さん、5年前に大動脈瘤という大病に罹り生死の境をさまよった。手術の日が、何とも縁起の悪い数字が並んだ平成13年4月4日だったそうだ。

 「これはもう駄目だと思いました(笑)。裕次郎と同じ慶應病院で15時間に及ぶ大手術。今こうして健康回復できたのも、母の後を継いで御守りしてきた、二、三軒先にあるお稲荷さんのおかげだと思います。以来、感謝の気持ちをこめて御守りを続けています」

 長島さんの日課は毎朝5時起床、講武稲荷の境内を清掃し、水をまいて清めることに始まる。自宅へ戻り、神棚の榊と水を換え仏壇に手を合わせる。大病から帰還して、その信仰心はより深いものとなっている。もう一つ不思議な縁を感じるのは、先日慶應病院で手術し退院したソフトバンクホークスの王監督との交友である。

 「驚きました。手術が終わりしばらくして見舞いに行ったのですが、その後丁重な礼状が届きました。シーズン半ばで戦列を離れた経緯などがこと細かに記されている自筆の添え書きまであって感激しました。まじめで几帳面な方ですね。早く全快することを祈っています」

 王さんと友人を介して交友が始まったのは8年程前。“長島という姓とは縁があるんだよ”と王さんが話されていたそうだが、そういえば長島久雄さん、巨人軍の終身名誉監督の長嶋茂雄氏と名前が似ている。

 「王さんから“これ使ってください”と、手渡されたのが868号のホームラン世界記録を打った時に作ったという記念のパター。これが今や私のお宝の一つになっています」

 長島さんは子供の頃から根っからの巨人ファン。「巨人・大鵬・玉子焼きといわれた時代から、ON全盛の時代と、プロ野球の中でも、巨人軍には随分と夢を見させてもらいました」

 さらに「それにしても、最近のプロ野球人気の凋落は寂しい限りです。テレビの放送すらない時がある。王さんには一日も早く現場復帰を果たしてもらいたいと思います。福岡まで応援に駆けつける心算です」という。

 長島さんにはもう一つ“お宝”がある。京都・清水寺の森清範貫主からいただいた直筆の書、“日出乾坤耀”(ひいでてけんこんかがやく)である。年末に今年の一文字を書くことで有名な方で、新聞にも必ず報道される。去年は“愛”だった。

 「町会の皆さんと行く恒例の行事で、もう5年になります。7月31日の晩、京都に泊まり、翌日森貫主の法話を聞き、そしてその後は京都見物です。今年は何処にしようかと、楽しみにしています」